浅井 信雄さん
1935年新潟県生まれ。東京外国語大学卒業。1958年読売新聞社入社。ジャカルタ、ニューデリー、カイロ各特派員、ワシントン支局長を歴任。米国ジョージタウン大学客員研究員、（財）中東調査会理事、神戸市外国語大学教授などを経て現在沖縄大学客員教授。海外在住10余年、90カ国以上を訪問。
自分に近い家族が病気になったとします。そして臓器移植を受けなければならなくなった場合を考えることがあります。私は自分自に致命的リスクがないとわかれば、自分の臓器をあげようと思っています。その家族が元気になり、何かのことでケンカしたとします。私は「あの臓器を返してくれ」と言ってやります。もちろんジョークですが、それくらい淡々と臓器移植がなされることがよいと思います。臓器をあげた側も、受けた側も生きられるのですから。近親者だけでなく、他人どうしでもそうなるのが理想です。