ハートtoハート・ジャパン 副理事長
JOC選手強化本部長、北京オリンピック日本代表選手選手団長
福田 富昭
64年東京五輪へ向けての数十回にわたる合宿・海外遠征は、最終的に五輪代表選手に選ばれた選手以外の実力向上にも役立った。
フリー・バンタム級で五輪金メダルを取った上武要次郎の陰で無念の涙をのんだ福田は、翌65年の世界選手権に初出場。18歳で世界王者になった天才レスラーのフセイン・アクバシュ(トルコ)を破り、その勢いで決勝のイラン戦にも勝って世界一の座を奪取。この階級の伝統を守った。
当時の日本レスリングは、世界選手権に初出場初優勝は珍しくなかった。「日本のナンバー2は、世界のナンバー2」と言われたよき時代だった。
【生年月日、出身】1941年12月19日、東京都出身
【所 属】富山・滑川高~日大
【全日本選手権成績】64年=3位、65年=優勝(以上フリー・バンタム級)
【五輪・世界選手権成績】65年=優勝(フリー・バンタム級)
私たちスポーツマンはしっかりした体を鍛えて、この運動に協力できるようにバックアップしてまいりたいと思っております。
今後もこの運動をしっかり続 けていって、不幸な事態にならないようにしていきたいと思います。またこれには法的な整備が必要です。これには皆さんと共に手を携えていかねばならないと思います。