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ドイツにおける臓器移植

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スポーツ選手は健康で耐久力のある体の大切さを良く心得ています。中でもドイツでは著名で優秀なスポーツ選手の多くが臓器提供に賛同しています。臓器提供は彼らにとって当然とも言える団結の証しで、人間愛と協調の象徴でもあるのです。ドイツの多くのアスリートは万一自分の命が絶たれたとき、他人に臓器を提供する意思を持っています。それは多くの人たちの手本にもなり、重い病に苦しむ人たちに勇気を与えるものです。

本会の会員には以下のような著名なアスリートやスポーツ関係者が89人参列しています:Rosi Mittermaier(アルペンスキー/オリンピック金)、Franz Beckenbauer(サッカー/世界選手権優勝)、Michael Schumacher(F1レーサー/世界チャンピオン)、Johannes B. Kerner を筆頭としてスポーツ・ジャーナリスト、ドイツサッカー連盟、各種のスポーツ協会、その他の協賛者。

Sportler fuer Organspende e.V.(VSO)http://www.vso.de は非営利団体です。著名な本会会員や協賛会員は臓器移植を必要とする患者さんに勇気を与え、臓器提供の理解を深める運動をおこなっています。この運動を通じて、もし脳死が起きてしまった際に、臓器の提供によって他人の命を救えることへの理解を深めます。ドイツの多くの病院では臓器移植によって毎年数千人の患者さんの命が救われています。しかしまだまだ臓器提供者が少ないために、多くの方々の命が救われないのが現状です。ドイツでは年間5,500の腎臓、1,000の肝臓、1,000 の心臓といった数の臓器が必要です。そのためには脳死臓器移植という問題を真剣に考え、議論をして不明な点を取り除くことが必要でしょう。

日本でも同じ目的を持った非営利団体が設立されましたことを心より感謝いたします。ドイツと日本の会が協力し合い、臓器移植の啓蒙活動のための意見交換の場が出来ますことは大変意義のあることでしょう。今日ここに両国の二つの会が姉妹関係で結ばれ、皆様が我々の培ってきた10年間の経験を生かしていただければ幸いです。

今後このすばらしい協力関係が実を結び、悩む人々のために「命を救い、勇気を与える」仕事が出来ますことを期待いたします。

ハートヴィッヒ ガウダー Hatwig Gauder
Olympiasieger/Generasekretaer "Verein Sportler fuer Organspende"

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